卒業生が母校で講演会
戸山高校は12月12日、同校講堂で1年生対象の進路講演会を開催しました。講師を務めたのは、城北会が推薦した照明デザイナーの戸恒(とつね)浩人さん(平5)、聖路加国際病院看護師の田口雅子さん(同)、東京高検検事の道面(どうめん)正朋さん(平3)の3人。
最初は戸恒さん。東大建築学科で学んだ。身の回りの空間に興味を持つようになり、照明デザインの道に進み、東京スカイツリー®のライティングを担当。「好きなこと、興味を深掘りしていこう」と高校生にエールを送った。続いて、同期の田口さん。田口さんは高校時代、アメフト部マネージャー。進路を模索するうち、自分が人をケアすることにやりがいを抱く事に気づいて、聖路加国際大に進み、看護師の道へ。「(職員が)やめない病院」を目指す勤務先の実情を紹介しながら「自分がいる組織を生きた有機体にしていくよう心がけていただきたい」と訴えた。3人目の道面さんは、東大法学部に進学し、公務員に不祥事が続いたのを見て、取り締まる側に進もうと考えた。しかし、音楽にのめり込み、本格的に司法試験に取り組んだのは遅く、合格したのは31歳になってから。「検事の仕事は真相を解き明かすだけでなく、さまざまな仕事を経験できる職域の広さが魅力」と語りかけた。
講演終了後は質疑応答。「安楽死をどう考えるか」「理系から法律家になる人はいるか」といった後輩からの質問に、講師たちは丁寧に答えていた。
講師の(左から)戸恒、田口、道面さん
