会長メッセージ

一般社団法人城北会のホームページにようこそ!

 

城北会は東京都立戸山高等学校の卒業生をメンバーとする団体です。その目的は「会員相互の親睦を深め、会員の社会生活面での活動の向上・発展に寄与するとともに、母校の学習および教育環境の向上に資すること」です。卒業生の方々が払ってくださる会費と寄附に支えられた城北会の取り組みが、卒業生の皆さんと在校生や教職員の皆さまに還元できますように、とボランタリーな活動を続けています。

 

城北会と共に活動している団体として、現役生徒対象の奨学金を運営している公益財団法人深井奨学財団と、戸山高等学校の保護者と教員の皆さまと協力しつつ栃木県にある那須寮の管理と利用の便宜を扱っている公益財団法人東京都立戸山高等学校校友会があります。那須寮はホームルーム合宿や夏休みの部活合宿などに利用されています。在校生の皆さんに楽しい思い出を作る一助になれば、と願っています。

 

戸山高等学校の卒業生が年代を越えて集まり、楽しみ、母校を思い、在校生や会員のいろいろな機会を企画し実施しています。広い年代にわたる同窓生が一堂に会する機会である懇親総会や、卒業後一定期間を経た同期生たちが母校を訪ねるホームカミングデーなど、とくに若い卒業生たちの交流の場を十分に提供できるように、今後も努力してまいります。

 

私はちょうど60年前に戸山高等学校に入学したのですが、高校時代に「自由であること」の大切さを学んだ、と思っています。自分が大事だから勝手にする、ということではありません。自由とは、「自分で決め、自分で実行し、自分で責任を取る」ことです。

 

同じことを髙野校長先生が今年の入学式で強調されていました。この話を60年ぶりに同じ場所で聞く、とは思ってもいませんでした。「自由であること」は戸山高等学校の伝統でしょうか。高野校長先生の言葉を受けて、私は入学式で新入生に話しました。

 

「自分で決めるためには『よく考える』ことが必要ですが、自分一人で考えるだけでは間違うかもしれません。それを避けるためには、友人や先生、家族の人たちの言うことを良く参考にしなければならない。広く学ぶためには本を読む、深く知るためには論文を探す、など昔の人たちの言うことを知らなくてはいけない。いろいろな面で『ともに考えて』決めることが大切である。」

 

会員である卒業生はもちろんのこと、在校生の皆さんも卒業後には城北会員の資格を持ちます。その時に、高等学校時代は愉快だったな、またみんなと会いたいな、と思っていただけることを信じて、現役戸山校生や若い城北会員を支え、積極的で前向きな城北会を創っていきたいと願っています。

ホームページに目をとめていただきありがとうございます!

 

岡本和夫(昭和41年卒)